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部下に解決策をどう示してあげればいい?

これは部下へのコーチングにチャレンジしてみたリーダーからの質問です。

 

■コーチングをやってみての某リーダーの感想

コーチングをやって、現状の掘り下げはできました。
ただ、解決策の提示、ネクストアクションの妥当性にまだ不安があります。
■回答
実践お疲れ様でした。現状の掘り下げがかなりできたようで、よかったですね。以下アドバイスです。
「実際の解決策の提示、ネクストアクションの妥当性にまだ不安がある」とのことですが、実はコーチングにおいて解決策・ネクストアクションの精度はそこまで重要ではありません。
それよりも、多少粗くても、その解決策・ネクストアクションを”メンバー自身が考え、納得し、ある程度手ごたえを感じていること”の方が大事です。
コーチングは、コーチングのテーマになっている問題の解決と同じくらい、いやそれ以上に”メンバーの自己解決能力の向上”に価値があるからです。
解決策が間違っていてネクストアクションが失敗だったら、また別のアプローチを試せばよいのです。
仕事もそうですが、人生にも一般解はないのですから。
トライ&エラーの数を担保することが、結果として解決への最短距離です。
リーダーとして”正しい答えを提示しなくてはならない”というパラダイムに縛られすぎないようにしましょう。
もちろん、正しい答えを知っていることもあるでしょうが、知らないことがあっても良いのです。
一緒に探求していくスタンスさえあれば、メンバーに十分貢献できますよ。
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いかがですか?
コーチングに臨む上でのスタンスについて、学びになったら幸いです。