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幸福は心の問題

 

大発明家のエジソンは無数の失敗を重ねて世界で初めて電球を発明しました。

そのエジソンが遺した言葉にこのようなものがあります。

 

```

私は失敗したことがない。

ただ、1万通りの、

うまく行かない方法を

見つけただけだ。

```

 

この言葉を聞くと、エジソンがどれだけストイックな人だったかがわかりますね。

 

サッカーの王様といわれているペレ氏ですが、彼が数多く重ねたゴールはよく知られているが、

その一方で2万回近くのシュートミスは知られていないという話も聞いたことがあります。

 

営業の成果で周囲から取り残されていると感じた時、

仕事でミスを重ねて上司から叱られてしまったとき、

普段皆さんは起きた出来事をどのように解釈しているでしょうか?

 

私はこの記事で「あきらめずにトライすることが大切だ」といいたいわけではありません。

私がお伝えしたいのは「自分が何を感じるか(例えば不幸感・幸福感)は、起きた事柄ではなく、起きた事柄をどう解釈するかに左右される」ということです。

 

アメリカの研究者の調査では、外的な要因、例えば宝くじに当たったとか、事故で半身不随になったとかいうことが、

幸福度を永続的に左右することはまずないということがわかっているようです。

別の研究では、外的な状況が幸福度を変化させる割合はたった10%だったといわれています。

幸福はまさに、心の問題といえそうです。

 

幸福が人生の目的なのかどうかは別途議論の余地はありますが、幸福感を感じながら仕事にコミットすることは人の成長を促すものです。

そのため、人の成長を促進するコーチングの趣旨に照らして、『事柄の捉え方・感じ方』を変えていくことは非常に大きな課題になります。

 

仕事でミスを重ねて上司から叱られてしまったとき、

この事柄を自分の課題を見据え、成長する好機とポジティブに捉える人がいます。

逆に、この事柄を自分に仕事の適性がないことの証明だとネガティブに捉える人もいます。

この解釈の違いで、先々の成長スピードは目に見えて変わってきてしまうのです。

 

まさに心はあなたの最大の味方であり、最大の敵でもあるのです。

 

コーチング組織CTIの元CEOであるシャザド・チャミンは、スタンフォード大学MBAで「ポジティブ・インテリジェンス」という講義を行っています。

ポジティブ・インテリジェンスとは、心の状態がポジティブ・ネガティブのどちらが優勢かを測る物差しであり、指標です。

チャミンは、ポジティブ・インテリジェンスのレベルが、個々人の潜在能力をどれだけ発揮させることができるかに影響を与えていることを発見し、

それをPQ(ポジティブ・インテリジェンス指数)で測定し、高める方法論を確立しました。

 

このサイトで皆さんのPQ値を測定できます

https://www.positiveintelligence.com/

 

参考書籍はこちら

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E3%81%AE%E8%B6%85%E4%BA%BA%E6%B0%97%E8%AC%9B%E5%BA%A7-%E5%AE%9F%E5%8A%9B%E3%82%92100-%E7%99%BA%E6%8F%AE%E3%81%99%E3%82%8B%E6%96%B9%E6%B3%95%E2%80%95%E2%80%95%E2%80%95%E3%83%9D%E3%82%B8%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%96%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6%E3%81%8C%E6%95%99%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%93%E3%82%8D%E3%81%AE%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0-%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%82%B6%E3%83%89%E3%83%BB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%9F%E3%83%B3/dp/4478022585

 

ポジティブ・インテリジェンスのことについては書籍を見ていただければわかると思います。

今後、こちらの記事でもご紹介するかもしれません。

 

まずはご自身のPQ値を測ってみると面白いかと思います。

 

75以上ある人は、自分だけでなく周囲にもポジティブ・インテリジェンスを伝播できる可能性があります。

是非コーチングを学んで周囲の皆さんを導いてあげてください。笑

50を切っていたら、、、私のコーチングをおすすめします。

 

チャミンの研究が面白いのは、個人のPQの影響がチームに影響を与えると考えている点です。

私たちの脳のミラーニューロンは、人間同士がお互いの音叉として機能し、無意識かつ自動的に周囲の他の脳を真似るようにできているそうです。

(脳科学の研究ってほんとに進んでいますね。)

だから、チームに高いPQ値を持つ人が複数いるのはとても大事らしいのです。