過去・現在・未来、どれか一つに執着してしまわないように、誘う(いざなう)
コーチングによってもたらされるものとは、端的にいえば「パラダイムシフト」といえます。
このパラダイムシフトには、問題となっている事柄に対するものの見方をより効果的なものに変えていくという意味が含まれます。
一例ですが、過去に投稿したように「他責」でも「自責」でもない、「未来指向」の考え方も、パラダイムの一つです。
そうしたパラダイムの中で重要なものの一つが「注目している時間」に関する視点です。
端的にいうと、相談者が過去・現在・未来のどの視点を重視しているかということなのです。
案外人間は上記3つの要素をバランスよく考慮に入れることができません。
例えば以下のようなパラダイムシフトが代表的です。
■過去への執着から今へ導く
過去は今の自分の基盤になっているからむろん大事です。
過去の自分に対する後悔、引きずっている傷を癒すことも、とても大事です。
ただその経験にしがみついて「だから自分は」と言い続けているだけでは単なる逃避になってしまいます。
過去に縛られすぎては前に進めないことが人間には誰しもあるものです。しっかり総括して、そのうえで今に着目することが大事なケースが多々です。
コーチは、慎重な傾聴によって過去をしっかり総括することを促し、前を見る勇気を充填していかなくてはなりません。
■今への執着から未来へ導く
今この瞬間の問題にどう対処すべきは当然大事です。
いま直面している課題を越えたい気持ちはわかりますし、問題解決は重要です。
ただ、目の前のことだけに汲々としていると、すべてが対症療法になり、解決の道のりは常に苦役の連続になります。
そのような問題解決は持続可能性の面で無理があるからこそ、しっかり未来を見据えることがもっと大事です。
具体的には、自分自身が望む未来とかビジョンについてしっかり考察することに導く必要があります。
■未来への執着から今(足元)へ導く
未来を自分の望む形にすることは大事ですが、青い鳥症候群ではどうにもなりません。
自分の足で目の前を一歩一歩、歩むことも大事です。
以上のように、過去・今・未来に対する視点いずれも等しく大事でありますが、1つに執着することなく、常に行き来する視野を獲得することが望む結果を得るうえでは大事なのです。。
過去・現在・未来はキャリアで言えばCAN・MUST・WILLに近しいかもしれませんね。
コーチングを実践する際は過去・今・未来をバランスよく念頭において相談者を内省誘うことが効果的です。
難しいのは、左脳的に作為を持ってコントロールするのではなく、右脳的に即興で誘っていく点ですかね。
まあ、結構慣れていないと難しいですけどねw
【コーチングで心掛けていただきたいこと②】
過去・現在・未来、どれか一つに執着してしまわないように、誘う(いざなう)
コーチングによってもたらされるものとは、端的にいえば「パラダイムシフト」といえます。
このパラダイムシフトには、問題となっている事柄に対するものの見方をより効果的なものに変えていくという意味が含まれます。
一例ですが、過去に投稿したように「他責」でも「自責」でもない、「未来指向」の考え方も、パラダイムの一つです。
そうしたパラダイムの中で重要なものの一つが「注目している時間」に関する視点です。
端的にいうと、相談者が過去・現在・未来のどの視点を重視しているかということなのです。
案外人間は上記3つの要素をバランスよく考慮に入れることができません。
例えば以下のようなパラダイムシフトが代表的です。
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